【作業環境】【GIMP】LINUXとGIMP、及びMypaint

私のPC環境

そもそもの話、漫画描きでLINUX使いなんて聞いたこともない。
20年ほど前テレビでGIMPで作業をやる漫画家の特集をみたことがあったが、代表作も作者名もすっかり忘れてしまって検索もかけられない。

あの人はOSもLINUXだったのだろうか?





私の漫画制作環境はおそらく大多数の漫画描きと同じくパソコンによるレタッチソフトとペイントソフトの組み合わせなのだが、これはいわば『出口』が同じというだけのこと。
どういうことかというと、まずパソコンのOSがLINUXであるというところが他者のそれとはまったく違う。
そして使用しているソフトはレタッチがGIMPでペイントがMYPAINTであり、この組み合わせは多分漫画描きの中では私だけではないか?と思うほどありえない環境である。

つまり、この『入り口』から漫画をつくっているのは自分以外まったくと言ってよいほど居ないのではないだろうか?

きょうびOSはWINDWSかMACであることが常識であり、ちょっとお金のあるクリエイターはMACで貧乏な駆け出しはWINというのが定番であろう。
どちらのOSを使っても大概の漫画制作環境は問題なく作れるためあまりそこで迷うことはない。ではなぜ自分がその2つの選択肢を選ばなかったかと言うと、数年前にリリースされたWINDOWS vistaに原因があった。

当時、数年使った自作PCがそろそろ作り変えの時期に差し掛かっていた私は、リリール間近のvistaのステムの不評に危機感を覚えていたっけ。メモリーやCPUパワーの無駄遣いが原因で、低スペックPCでの動作の重さが世間から批判を浴びているそれをみて「これはまずい。次のPCにWINを入れられないじゃないか」と途方にくれていた。

なんとかせねば。

LINUXとの出会い

今思えばvistaがだめだったからこそ私はLINUXとであうことができたのだろう。お金が無い私にはWINがだめだからと言ってMACを買うお金はない。そこでどうすればいいか?と考えたあげく、以前すこしだけ使ったことがあるGIMPがそもそもLINUXからWINに移植されたものだと知った。

OSのインストール作業は自作WIN機で慣れていたためLINUXはすぐにPCに入った。初めて自分のPCに入れたLINUXはFedora core 6だっただろうか?起動後にWIN以外のインターフェイスをみたときは新鮮な気分だった。それと同時に驚いたのはOS自体の異常な軽さで、ちょっとリソースの使い方に無駄が多いWINとは別次元の速さだった。

同じハードウェア構成でここまで違うのか?

私はこのOSと長い付き合いになるだろうと直感した。

知識は金で買うか時間で買うかしかない

もちろんLINUXがにわかPC使いに簡単に制御できるわけはない。当時はGUI環境での視覚的な操作も完全ではなかったソレに四苦八苦したもので、ドライバのインストールを文字だけのコマンド入力でこなさなければならなかったり、情報がWINほど少なかったり専門的なスキルがいちいち必要だったりと散々な目にあった(笑)。

一般的に考えて、多くの人にいわゆる専門知識は無い。
それがどのような立場の人であろうと、普通は人に知られて居ないことを知っている者は少ないと考えられるが、だからこそ何か問題が起こった時に多くの者は専門家に仕事を依頼する。
洗濯機が壊れれば電気屋に、バイクが欲しければバイクショップに、犯罪に巻き込まれれば弁護士に。このように専門家にお金を払うことによって素人がプロにしかできない壁を乗り越えるわけだが、彼らと私達のような者との違いは多くの場合「知識」だ。
彼らはその世界に必要な知恵を得るために多くの時間を勉強に費やしているからその対価として我々はソレを支払うわけだが、私は彼らの知識の中でも必要最低限のものを学べばたいていの問題は自力で超えられるといつも考えている。
必要最低限の知識。これがいったいどこまでかが問題なのだが、私の経験上ネット環境と少々の書籍を読めば大概得られるものばかりだった。
LINUXも同じ。ここまでくるのに10年前後かかったが今ではパソコンでどんな問題が起こってもショップに修理を依頼することはまったくなくなった。

つまり、私はお金で知識を買って修理代をショップに払うことがなくなったのだ。

どこの国だったか(たしかアラブとかペルシャとかあっちだったとおもったが)忘れたが、ある3兄弟の話を思い出す。

父親が死んだために3人の兄弟がその遺産を遺言に基づいて相続した。
長男は金と土地、羊を得た。
次男は父の権力を受け継いだ。
末っ子は一冊の本を受け取った。

末っ子は「俺は本一冊だけか?」と嘆いたが、その本を読んでみるとこの世のありとあらゆる知識が書いてあった。
本に書かれている知識を元に実践してみると、金はいくらでも稼げるようになったし、権力もそこについてきた。

つまり、この世で最も価値のあるものは金でも権力でもなく知識なのだという教訓だ。

私はこの考えを支持する。

ってなわけで、ラフ漫画の続きを↓に掲載します。



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