【オオクワガタ】新たな幼虫発見。今季は計11匹

育ててみないと見えないモノ

先日、飼育しているオオクワガタのゼリーを交換した祭、発見があった。
数カ月前に割り出しをした産卵木の破片の入ったケースを何気なく見てみたら、なんと底の方に幼虫が!

やった!と思って急いで少しずつ掘り返したところ、3匹の幼虫を発見。
割り出しの時には気づかなかったが、昆虫飼育ではよくあること。こういうこともあるため、ブリーダー達はよく割り出したカスをしばらく保存しておくことが多い。

卵や孵化したばかりの幼虫は小さすぎて見えないことが多い。





まずはオオクワガタ飼育の専門用語だが、「割り出し」とは産卵木を文字通り割って孵化したばかりの幼虫を取り出すこと。
オオクワの雌は広葉樹の倒木が少し腐食したモノをアゴで削ってその中に卵を生む。卵は倒木の中で孵化して、自らが生まれた倒木を食べて成長するのだが、我々ブリーダーはこの習性を利用して虫を繁殖させる。

一般的にペアリング(雄と雌を見合いさせること)を終了させた雌をほだ木(キノコを飼育したあとの廃材)をセットしたケースの中で上記に書いたような産卵をさせる。
ほだ木は雌に削られるために穴だらけになるが、ブリーダーは頃合いを見てこの穴だらけのほだ木を割って中から幼虫を出して別の飼育材の中で飼育する。

この時にまだ孵化していない卵や孵化したばかりのとても小さい幼虫はとても発見しづらいため割り出した後のほだ木カスはしばらく保管するということになる。
今回は小さすぎた虫がある程度成長したため発見できたのだ。

しかも3匹。

DSC_0007

飼育材である菌糸ビンが数個あまってたのでちょうどよかった。
そいえばクワガタの動画も撮らなきゃなぁ。

ってなわけで、拡大写真でもどうぞ。

それでは来週また。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください