アクションカメラを使った撮影の続き。
愛車のギアの修理の記録だが、前回のケース分解で判明したクラッチシューの不具合を交換によって対応する。シュー自体の寿命は結構長いようだが、本件の場合シューをシャフトに止めている爪が全て脱落してこれが中で悪さしていたと判断できる。
これはもう交換しかない。
まずはバラシ終わったクラッチだが、スプリングも外れてしまってグラグラな状態だった。シュー自体にも何箇所も破損が見られたし、スプリングの受けの穴もかなり摩耗していた。
写真を見ていただこう↓
左が新品のjog用のクラッチシューで、右が外したシュー。こうなっては怖くて再利用できないね。
細部の写真は↓
肝心のシューの山は結構残ってるのに、他の細々とした物の不具合でもう使えないってのも考え物。スプリングの受けの穴の摩耗って42000キロくらいでこんなになるもんなのかな?脱落した爪だけが問題ではなく、穴の摩耗をみるとどちらにしても交換しないとどうにもならなかっただろう。
まぁシャフトだとかの部品まで逝ってしまう前に走行不能になって良かったと考えるべきだ。もしそんなことになってたら修理代だってこんなもんじゃ済まなかった。
YAMAHAのギアは同社のJOGの部品が使えることが多い。メーカーから純正部品を取り寄せるとかなり割高になるが、ホームページ上で駆動系の部品の型番を調べてみるとクラッチシュー自体の番号は違うが、ハウジングやその他の周りのソレは同じだったりする。あれらのバイクはエンジンやその他の互換性がかなり高いらしく、Amaoznなどで検索をかけるとJOG用の部品がかなり安く手に入るのでこれを利用することにした。
ちなみにコンプレッションスプリングなどもJOG用で交換する方針。
しかし、シューやその他の部品で型番が違う理由はなんでだろう?と考えてみた。おそらくだが、タウンユースとビジネスバイクでは加速特性その他の味付けを変えるべきだとメーカーは考えているのだろう。
ギアは新聞屋がよく使っているバイクだが、彼らのように停止状態からフルスロットルで加速したいユーザー達はロー寄りの設定でないとまずいだろうし、一般のユーザーはあそこまでアクセルをまくって乗らないだろう。
このへんのニーズを満たすためにスプリングの硬さやその他で違いを作ってるのかな?
ってなわけで、クラッチの分解、組み付けの動画は↓
早くウエイトローラー届かないかなぁ。