フリーソフトのGIMPに搭載されたレイヤー機能はフォルダに入れてグループ化できます。グループ化するとどんなメリットがあるか?というと、フォルダごとに一括処理できるということが理由としては一番でしょう。
使い方は簡単です。どうすればいいか図解しながら見ていきましょう。
おなじみになってきた落書きです。右上のダイアログボックスの中のレイヤーはまだグループ化していません。
ではグループ化してみましょう。
図Aの下、フォルダの形をした①をクリックすると図Bのようになります。レイヤーグループと名前がついたフォルダが見えますね?このフォルダ中に背景以外のレイヤーをドラッグで移動させます。すると、
こうなります。
この状態でレイヤーグループというフォルダをクリックして、その上に見える不透明感というスライダーを左に動かしてみてください。そうすると、
こうなります。つまり、レイヤーグループの中で描かれていいる全てのレイヤーの線が透明になっているのです。
このようにレイヤーをグループ単位で操作すると、同じ効果がフォルダに入っている全てのレイヤーに適用されるのです。当然ながらこれは不透明感だけでなく、移動も色補正も同様です。ちなみに、このレイヤーグループを同じレイヤーに統合することもでき、その場合の操作はツールバーの レイヤー →レイヤーグループの統合 で1枚のレイヤーにすることができます。当然のことながら、2枚だけ重ねたいということも同じツールバーのレイヤータブから行えます。
どうですか?便利でしょう?
このレイヤーグループはつい最近のGIMPメジャーアップデート(2.8系)で実装された機能です。この機能がついてからのGIMPは飛躍的に使いやすくなりました。皆さんもGIMPを使っているうちに頻繁に扱う機能だと思いますので覚えておいてください。
次回は画像の用紙の拡大に関して解説します。