なぜそう思ったのかは様々な思いがあるが、ひとつはまた電子書籍の出版を再開したいと強く思ったから。他にもいろいろ理由があるが、そこはおいおいこのブログで説明するとして、まずは漫画の話から始めたい。
なぜかって、私はやっぱり漫画描きでありたいから。
ちょうど1年くらい前に「全て描き直そう」と決心した作品がある。あれはなぜか完成直前(しかも本当に最後のページまでできてた)で投げ出すという実に愚かな行為だった。私は自分の作品を途中でやめたことはソレまでなかったが、なぜかあの作品だけはそんな扱いをしてしまった。
前代未聞である。いったいどこに自分の作品をそんな風に扱う漫画描きがいることか?理由はと言えば、なぜか作中のキャラクターの衣装のデザインが一部気に入らなかったことと、じっくり読み返していたらなぜか安っぽく見えてきたからなのだが、これが1年ぶりにこの原稿を見返してみたところ、そんなにも悪くないような気がしてきた。もちろん世に出すにはもう少し描きなおしが必要だが。
さておき、問題の作品の一部を少しご紹介させていただこう。
こんなプロローグの作品。ありえないほどのSFホラーのつもりで描いた作品だが、どとらかと言うとSFファンタジーに近いかな?
ストーリー:西暦2232年。オンラインゲームプレイヤーのソウイチは見たこともない研究所らしき室内でふと目覚めると、自らの主治医を名乗る女性タチアナと出会う。彼女はソウイチがサイコウイルス『セチテス8』に感染している疑いがあると告げる。昨夜ゲームの中でトランス状態であった彼になにか事故があったらしい。記憶が曖昧なソウイチ。タチアナは事故に関して解っている事実をソウイチに告げ始める。
ソウイチはウェブの世界では有名人であった。他のゲーマーが所有するアイテムを奪い現実のお金で売買(リアルマネートレード)するというプレイヤーキル集団『ビオゴンズ』に所属する彼はクランのエースアタッカーであった。彼のウェブでのアバターネームは『ユービック』。昨夜も恋人のミスミと共にVRゲームにログインしたが。
退行催眠治療で前夜の出来事を思い出すべく治療を受けるソウイチ。再び研究所で目覚めるとタチアナの立体映像が彼女自身も把握していないソウイチの記憶の欠落を一刻も早く解明するべきだと告げる。再びゲーム内の記憶を遡ろうとするソウイチ。
敵の集団に特攻するソウイチのアバターであるユービック。次々と相手を翻弄していくが…。
続きは完成後に(笑)。
できれば描きなおしを2ヶ月以内に終えたいがそうもいかんだろな。
まぁいい。とにかくこの作品を世に出したい。